戦死者の犠牲の上に今の平和がある、という因果律は成り立たない

3番目の論点。

(要旨)今の平和は何の上に成り立ってると説明出来るか

(青狐)
簡単な話、戦後の日本が「戦争をしない」ことを判断してきた結果でしょう(アメリカにずっと軍事占領されていることを含めて)。

戦死者の犠牲の上に今の平和がある、という因果律は成り立たないと思います。
因果律を語るなら、愚かな指導者たちが無用な戦争をだらだらと続行したせいで、戦死者は、戦争指導者の代わりに戦って死んだ、ということだと思います。

1944年の時点で終戦交渉はあったのに、戦争を続行したせいで被害者は増大し、ついに東京で10万人が殺され、沖縄で20万人近く殺された。それでも戦争をやめない。ついに広島の虐殺が起こる。まだやめない。長崎の虐殺が起こる。天皇制の維持の確約を連合軍側から得て、やっと戦争終結を受諾するわけです。
じゃあそれまでの犠牲者は何のためだったんだ、と言いたいですね。