東中野氏「正論」7月号論文のここがダメ(序)

(6月5日、冒頭部を多少改稿)
さて、「正論」7月号所収・東中野修道氏の「「南京大虐殺という」虚構宣伝の全容と教科書のウソ」をチェックします。これは単行本「南京事件 国民党極秘文書から読み解く」のサマリー的な内容のものですが、単なる「プロパガンダ」説の域を超えて、「陰謀史観」的様相を呈しています。

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東中野氏「正論」7月号論文のここがダメ(「工作2」に関して)

工作2 南京の欧米人と日本軍を対立させる

結論からいうと、たしかに南京の欧米人と日本軍は対立しましたが、別に「中央宣伝部」の工作が原因で対立したわけではないし、因果関係はないのでは。

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東中野氏「正論」7月号論文のここがダメ(「工作3」に関して)

(6月5日、文章upしました)

工作3 世界に「敵の暴行」を発信させる

ここのポイントは2つ。
南京事件の第一報であったダーディンやスティールのニュースソースが、実は「ベイツレポート」であった(次節で「ベイツは中華民国顧問である」という記述がある)
アメリカの新聞にダーディンやスティールの記事が掲載されたのに、アメリカ政府は日本を非難しなかった


1点めは「ゆう」さんが「南京事件 小さな資料集」で指摘しているとおりで、原文を読む事のない人間を対象にした「素人だまし」です。
http://www.geocities.jp/yu77799/bates2.html

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東中野氏「正論」7月号論文のここがダメ(「工作4」に関して)

作成中。
とりあえず、ティンパーリーについてはhttp://www.nextftp.com/tarari/timperley.htmhttp://www.nextftp.com/tarari/timperley2.htm、ベイツについてはhttp://www.geocities.jp/yu77799/bates1.html、「目撃1件のみ」についてはhttp://d.hatena.ne.jp/bluefox014/20060603を参照。既に見抜かれている東中野メソッドのリバイバルですね。

東中野氏「正論」7月号論文のここがダメ(「中央宣伝部は…否定していた」に関して)

「国際宣伝部…否定していた」

(6月6日、50%ほどアップ。残りは後日)
素人騙しのトリック+こじつけメソッド。
とりあえず素人騙しのトリックについてはhttp://d.hatena.ne.jp/bluefox014/20060506http://www11.ocn.ne.jp/~nbbk/143/prolog.html参照。

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