tdamさんがまたまた言い逃れしたものの、かえって彼の反論がトンデモ確定になってしまった件


tdamさん祭りがとどまることを知りません(笑)


前回エントリで,tdamさんがトンデモな言い逃れをしたので、ここで丁寧に取り上げてみましょう。

tdam 2011/01/12 21:59
私の、"以下は徴発が正しく行われていたことを示す証言の例です"=日本軍の基本方針として徴発が正しく行われていたことをいっているだけで、別に「南京侵攻時」だけを指定していたわけじゃない。何が「悪質」だ、何が「議論に加わる資格がない」(キリッ)だ。問題を摩り替えて逃げるな。


すごいです、「何が『悪質』だ」「問題を摩り替えて逃げるな」ですよ。。これらの言葉を覚えておきましょう。
では、議論の流れを整理します。


私は、「日本軍(第十軍、第11師団等)は南京侵攻時、軍組織全体として掠奪を繰り返し行った、もっぱら掠奪によって食糧を得ていた、と主張していました。
5W1Hのうち3つのWについて示すと、以下のようになります。

誰が=日本軍が
いつ=南京侵攻時の局面(1937年12月1日頃〜12日頃)
何を=軍組織全体として掠奪を繰り返し行った、もっぱら掠奪によって食糧を得ていた


これに対し、tdamさんが以下のように反論してきたわけです。

tdam 2011/01/10 13:40
以下は徴発が正しく行われていたことを示す証言の例です。このような証言がある中では、日本軍が「専ら徴発によって」食糧調達を依存していたという主張は成り立たないと思うが…。

ところが、上記コメントにて彼の提示した証言は、

誰が=日本軍が
いつ=南京侵攻時(2証言)、南京陥落後(4件)=後者は明らかに時期・局面が不一致
何を=正しい徴発を行っていた

だったわけで、私は呆れて「議論破壊?南京侵攻の時期を知らない?」と述べたわけです。

すると、tdamさんは以下のように抗弁しました。

tdam 2011/01/12 21:59
私の、"以下は徴発が正しく行われていたことを示す証言の例です"=日本軍の基本方針として徴発が正しく行われていたことをいっているだけで、別に「南京侵攻時」だけを指定していたわけじゃない。何が「悪質」だ、何が「議論に加わる資格がない」(キリッ)だ。問題を摩り替えて逃げるな。

つまり、

誰が=日本軍が
いつ=南京侵攻時だけを指定せず(基本方針として)=時期不一致
何を=正しい徴発を行っていた

なのだと。

では、この主張がいかにトンデモなのかを説明しましょう。
以下は、南京事件の初歩知識です。

南京侵攻時=急襲作戦時はきわめて特殊な局面


南京陥落後=急襲作戦終了後の状況
しかも、1月4日には陸軍本部の阿南人事局長が「内部調査」のため南京に入り、現地軍に注意を行なっている

つまり、「叱られる前&急襲作戦時」と「叱られた後&急襲作戦終了後」は、局面が異なり、当然現地日本軍の振る舞いは異なります(叱られた後はある程度是正された)。
だから「叱られる前」と「叱られた後」、異なる局面をいっしょくたにして「基本的に正しい徴発だった」とか、「急襲作戦時」と「急襲作戦終了後」をいっしょくたにして「基本的に正しい徴発だった」などと言えるわけがない。
南京事件の初歩知識を知っていたら、言えるわけがない。

もう少しくだいて整理すると、以下のようになります。

「急襲作戦終了後」の局面で、仮に「正しい徴発」を行ったからと言って、「急襲作戦時」に「正しい徴発」を行っていた、という根拠にはならない。
「叱られた後」の局面で、仮に「正しい徴発」を行ったからと言って、「叱られる前」に正しい徴発を行っていた、という根拠にはならない。

つまりtdamさんの2011/01/10 13:40のコメントは、青狐の上記主張への反論になっていないわけです。


ところが彼は、「急襲作戦時」と「急襲作戦終了後」、「叱られる前」と「叱られた後」、異なる局面をいっしょくたに扱っている。これは明らかに悪質な、歴史修正主義の典型的振る舞いなのです。


すでに彼に質問を行っていますが、上記のトンデモ発言を(1)確信犯的におこなったのか、それとも(2)南京事件の初歩的知識も知らずに「異なる局面をいっしょくたに扱った」のか、どちらなのかは興味があります。

ただし、どちらにしてもというか、(1)の場合は悪質な議論ゴロですし、(2)の場合は「初歩的知識がない人間は踏み込んだ議論をする資格がない」、つまりいずれにしても南京事件についての議論からは下りるのが望ましい、という結論は変わらないと思います。


というわけで、以下の言葉、そっくりそのままtdamさんにお返ししないといけません。
「何が「悪質」だ、何が「議論に加わる資格がない」(キリッ)だ。

※tdamさんは「不戦条約」でもトンデモな議論を行っているので、当ブログでのtdamさん祭り、まだまだ続きます。