「米国に盲従」したい人にとっては嬉しいニュース!

谷内正太郎氏の以下のコメントについてはApemanさんが先月取り上げたので覚えておられる方も多いと思うが、

 日本にとって最も重要な同盟国の米国が、国際社会の反対を顧みず武力行使に踏み切ろうとしている時、「やめておけ」という態度は取り得ないのではないか。同時に私は、サダム・フセインが自国民を抑圧することへの怒りがあったので、「米国がやるから嫌々従う」のではなく、日本はもっと積極的にかかわるべきだと考えていた。

このたび、谷内氏は外務省顧問に復帰したらしい。
1月8日付朝日新聞記事

前原誠司外相が昨年12月、谷内正太郎事務次官ら外務省OB5人を同省顧問に任命していたことが8日、明らかになった。5人のうち谷内氏ら3人は昨年、岡田克也前外相が「政治主導」を重視するとして退任させていた。

 新たに顧問となったのは谷内氏のほか、林貞行元事務次官加藤良三元駐米大使、宮本雄二前駐中国大使、都甲岳洋元駐ロシア大使。

 民主党政権外交政策をめぐっては、米軍普天間飛行場の移設問題や中国漁船衝突事件北方領土問題などで不手際が続いているとの指摘がある。このため、前原氏は「岡田路線」を修正し、次官経験者らの知見を活用する必要があると判断したと見られる。

 顧問は無給で、次官経験者らが退任後、最長10年間務めるのが慣例。だが、岡田前外相は「自動的に(顧問に)なるのは必ずしも適切ではない」として、当時顧問だった5人全員を昨年7月1日付で退任させた。

菅直人首相がもろもろ思考停止に陥っている間に、前原外相周辺では独自のプログラムを発動させている(させようとしている)、ということだろうか。