産経・正論の「NHK内部告発記事」に捏造疑惑が
またまたni0615さんのブログから。
「正論」8月号掲載の、NHK報道総局職員の内部告発インタビューが胡散臭い。
http://ni0615.iza.ne.jp/blog/entry/1118072/
内部告発X氏は以下のように述べる。
大型番組の制作を謳ったこの経営計画に基づき、プロジェクトが本格化したのが今年一月ごろ。以後、わずか三カ月余りで第一回「アジアの〃一等国〃」は放送されました。
これについてni0615さんは以下のように指摘する。
「もっともらしい作文ですが、NHKに取材すれば直ぐにボロが出そう、と先に言いましたが、NHKに取材するまでもなくボロが出てしまいました。柯徳三さんは昨年11月に、Hディレクターから第1回目のインタビュー取材を受けたと語っているそうです。X氏がいってることは事実では有りませんね」
X氏の発言。
そんなわけねーだろ(笑)
番組には、台湾大学歴史学科の周婉窈さんが出演している。
周婉窈さんの『図説 台湾の歴史』は台湾で10万部近くを売り上げているベストセラーで、邦訳も出ている(平凡社)。
それに、小林『台湾論』を読んだだけで、どうやって番組に「人間動物園」や「匪徒刑罰令」や「日台戦争」を盛り込むことができるのか(笑)。
つまりこの発言は「ありえねー」のレベルなのだが、ここで注目すべきは、この発言、「聞くところによると」という距離感があること。つまり距離の「遠さ」がある。
しかし以下の発言は、明らかに距離感が変化している。
ドキュメンタリーには、構成表というのがあります。映画やドラマの台本のようなもので、まず粗構成(粗い筋書き)をつくり、それに沿って取材や撮影が進められます。
(略)
「正論」や別の月刊誌にも書かれていたように、番組に何度も出てくる台湾の元医師は彼の取材について、「戦前のことを聞かれたので日本のよいところも悪いところも語した」と言っています。しかし、日本に対する悪口で埋め尽くされた彼の構成表が修正されることはありませんでした。
「聞くところでは〜小林よしのり氏の「台湾論」ぐらいで」などとテキトーなことを言っているX氏が、濱崎氏のチームの「構成表」を見ることができたの? そこまで「近い立場」なの?
彼はまた、元医師の母校の同窓会を取材する際、その母校に一千万円を寄付した日本人女性がいるから話を聞いたらどうかと元医師に勧められたのに、その日本人女性にカメラを向けることはありませんでした。
「聞くところでは〜小林よしのり氏の「台湾論」ぐらいで」などとテキトーなこと言っているX氏が、なんでそんなことまで知っているの?
構成表にない取材を彼に求めると、露骨に嫌がります。
「聞くところでは〜小林よしのり氏の「台湾論」ぐらいで」などとテキトーなことを言っているX氏が、そのような意見を言えるほど近い立場なわけ??
断定はできないが、この「内部告発」、捏造を疑われても仕方がないチグハグさに満ちている…