「美しい国」と「ミリオンダラー・ベイビー」をめぐって

クリント・イーストウッド関連で。
araigさんの「安倍晋三は「ミリオンダラー・ベイビー」をとりあげたばかりにその盲目性を晒してしまった」http://d.hatena.ne.jp/araignet/20060915より。

主人公のクリント・イーストウッドの演じる老トレーナーが自分の出自にこだわることをとりあげて、この映画が国家や民族への帰属を大事にすることの重要さを訴えているなどと指摘しているだけに留まり大して内容はないのだが、これは安倍晋三にとって致命的だと思う。

安倍が「帰属」の重要性を訴えるためにこの映画を引用するのは馬鹿馬鹿しくてしょうがない。この映画は、彼のような人間の主張をこそ攻撃しているからだ。


そう突っ込みたくなる気持ちはよくわかる。