南京事件時の日本軍の規律について、日本軍高官の認識


total_ecipsさんは拙ブログ10月25日コメント欄で、

# total_ecips
『しかし、1番大きな違いは我々の方がより客観的な視点から歴史認識をしていると自負している点です。

と自負を述べておられるが、いっぽう10月11日のコメント欄ではこういう発言をしている。

# total_ecips
『軍律の厳しい旧日本軍とか、実際に人を殺していたら武勇伝としては語れないだろうとか、考えてしまうのです。尤も、想像の域は超えようがありませんけども。』 (2005/10/25 04:14)

私の認識では、南京事件日中戦争に関して「客観的な視点から歴史認識」をする限り、「軍律の厳しい旧日本軍」などとはとても口に出せないと思うのだが…


第六師団の師団長・稲葉四郎中将の、岡村第十一軍総司令官に対する報告内容。
ちなみに当時の師団は1万数千〜2万人弱の規模である。南京戦時点の師団長は谷寿夫中将であった。

十八日潜山に在る第六師団司令部を訪れた。着任日浅いが公正の士である同師団長稲葉中将は云う。わが師団将兵は戦闘第一主義に徹し豪勇絶倫なるも掠奪強姦などの非行を軽視する

(『岡村寧次大将資料』(上) P290〜P291)


南京事件 小さな資料集」だけでも、以下の発言を読むことが出来る。
畑俊六大将
岡村寧次大将
真崎甚三郎大将

中島今朝吾・第十六師団長の日記ほか

憲兵・上砂少将