岸家の歴史観?
当世江北日記
■ 安倍晋三の歴史観
http://kangbuk.g.hatena.ne.jp/Jonah/20050802/p1
より引用。
『赤旗』紙上でサンデープロジェクトに出演した志位和夫氏と安倍晋三氏の討論が再現されている。
志位 (前略)この戦争がはじまったのは、どこを起点にするかはいろいろあるでしょうけれども、一九三一年の「満州事変」で「満州」(中国東北部)に攻め入った。攻め入って、「満州国」をつくった。一九三七年に日中戦争へと全面的拡大をやって、一九四一年に太平洋戦争という形で、東南アジア全体に(侵略を)広げた。
志位 関東軍が攻め入って「満州国」というかいらい国家をつくったわけです。その全体のなかで、二千万人という方がなくなっている。
安倍 満州に対する権益は第一次世界大戦の結果、ドイツの権益を日本が譲り受けた面がありますよ。
志位 ちがいます。日本の関東軍のように「満州」全体に攻め入って、かいらい国まででっちあげた国は日本しかないのです。(後略)
安倍 志位さん、まちがっている。
どうやら、安倍氏は山東と「満洲」の区別がついていないようだ。
山東のドイツ権益も「21か条要求」の結果だし、侵略性は強い。ちなみにこの権益はワシントン会議での交渉で中国側に返還されている(1922年)。
妄想世界史。
安倍氏は政界のニューリーダーと目されているわけですが、彼の中学生レベルにも達しない知識を見せつけられると、俄然親しみがわきますね。
これが岸家に伝わる歴史観なのかもしれませんね。