ブラックユーモア

一昨年某大学で「イルコモンズ・アカデミー」を受講した者として、今回の札幌サウンドデモ逮捕事件には驚き、いくつかのエントリを立てさせていただいた。もうすぐ通常の「クッキーと紅茶と」に戻る予定。
しかしイルコモンズさん御本人のブログを見ると、ますますブラックユーモア全開の模様(笑)


http://illcomm.exblog.jp/8298160/

▼イルコモンズ・リブート・キャンプ札幌勾留篇
[日時]平成20年7月5日(土)より
平成20年7月16日(水)まで
[場所]札幌市中央区司法機関
[参加者]19番・刑事・検事・裁判官・
弁護士・傍聴人そのほか

洞爺湖でのG8サミット本番中、洞爺湖から遠く離れた札幌市の中心部において、「イルコモンズ・リブート・キャンプ」としては最大規模の、12日間にわたる講義と質疑応答、そして意見陳述が行われました。2006年に東京大学からはじまり、福岡、大阪、京都、名古屋、東京、仙台、札幌と、各地の大学やフリースペースを移動し、さまざまに形を変えながら、約2年半続いてきた「イルコモンズ・トラベリング・アカデミー」の頂点(サミット)、そして、4年間にわたる「文化人類学解放講座」の最終講義ともいえる最後のキャンプでは、下記の事柄について、映像資料がない分、いつもより真剣で熱のこもった講義と解説がおこなわれました。

「グローバリゼーションとはなにか、グローバリゼーションの光と闇、グローバリゼーションの歴史(1989年〜)、G8サミットとはなにか、G8サミットの歴史(1975年〜)、G8サミットの非合法性、新自由主義とはなにか、多国籍企業による新しい奴隷制、スウェットショップについて、映画「ミッキーマウス、ハイチへ行く」について、アンチ・グローバリゼーションについて、「もうひとつの世界は可能だ」ということの意味、洞爺湖サミットについて、ハイリゲンダム・サミットについて、映画「フェンス」について、非暴力を原則とした講義、非暴力直接行動、なぜ、わたしは、いま、ここにいるのか、クラウンアーミーについて、道化の役割、パペットについて、アフィニティグループについて、ドラム・ブロックについて、NGOとはなにか、NPOとはなにか、サウンドデモとはなにか、サウンドデモの歴史、現代美術とはなにか、DJの役割について、平和的デモと祝祭的デモについて、企業メディアの問題点、バブルマシンの機能、文化人類学とはなにか、フィールドワークとはなにか、アフリカの村の自治について、フランスデモの歴史、扇動とはなにか、過剰警備について、イルコモンズ・アカデミーとはなにか、イルコモンズアカデミーの歴史、非正規雇用の問題、資本主義の光と影、南米ボリビアの水道事業民営化、黙秘の権利について、公安条例について、直接民主主義について、文化人類学解放講座、高校の社会科の教科書におけるグローバリゼーションと反グローバリズムの記載とその内容、ビョークの「デクレア・インディペンデンス」について、教育とはなにか、自らの身をもって示し教えることについて、イルコモンズの名前の由来、コモンとはなにか、新しい反資本主義、反グローバリゼーション運動の新しさとその特徴、教育の権利」などなど。


こちらのグラフィックセンスも秀逸。
▼「保留反対」キャンペーン用フライヤー(図案=イルコモンズ)
▼「不起訴直訴団」ポスター(図案=イルコモンズ)
http://illcomm.exblog.jp/8312120/