DJ逮捕、カメラマン逮捕は妥当か?

http://d.hatena.ne.jp/bluefox014/20080708の続きとして。

(5)DJの逮捕は適切だったのか(仮に「扇動」発言があったとしても)

報道ではDJが「扇動」したとのことですが、(仮にそれが事実だとしても)それが逮捕理由になるのか。
DJ自身は道交法違反北海道公安条例違反(車線オーバー)をしていません(車の荷台の上に居るわけだから)。
道交法違反北海道公安条例違反がもしあったとしたら、車線オーバーをした行為者が逮捕されるというのが自然な話で、行為者ではないDJが逮捕されるというのは不自然です。
ならば、(DJの発言行為が仮に存在したとしても)DJに対しては「警告」にとどめておくのが、「デモ警備」の目的から見ても妥当ではないでしょうか。

むしろ、警察にとってはデモを混乱状態に至らせるというリスクを侵しても「特定の人物の逮捕」を優先したのではないか、という類推を禁じ得ません。そう考えれば、「行為者」ではなくDJを逮捕したということとも整合性がつきます。


(6)ロイター通信カメラマンは逮捕に相当するほどの行為を行ったのか

これについては動画が公開されていて、TBSのニュースでも放映されました。カメラマン氏の発言の自然さから見ても、先に機動隊が暴力を振るったので蹴りで応酬した程度のことでしょう。逮捕せずに(せいぜい注意して)解放するか、あるいはカメラマン氏に暴力を振るった機動隊員を特定して(公平に)現行犯逮捕するか、どちらかが妥当な対応だったと思います。

(7)トラック運転手は逮捕するほどの行為を行ったのか

これについては正直事実関係がわからない。
とりあえず
・DJが逮捕された後、多少のタイムラグを経て運転手が逮捕されたことは事実のようだ。
・「蛇行運転」などと言及していたブログ記事が消えている
もう少し調べる。