20万の兵士は何のために中国に送り込まれ、何のために命を落としたのか?

加藤陽子氏『戦争の日本近現代史―東大式レッスン!征韓論から太平洋戦争まで』によれば、太平洋戦争が始まる前の時点で、日中戦争において日本兵が20万人死んでいる。
*120万の兵士は何のために中国に送り込まれ、何のために命を落としたのか?

…これはシビア且つ痛切な問いだが、この問いを回避して「ハルノート」から戦争(=「悲劇」の物語)が始まったかのように語るのは単なる怠慢だと思う。

*1:
ちなみにロコウキョウ事件の時点で中国駐留の日本軍は数千人規模だった。その後、1940年の初頭には在中日本軍は85万人規模にまで増大する