週刊新潮記事、「人間動物園」問題で大ウソをつく


4月23日号、「[特集]歴史歪曲と「台湾人」も激怒したNHK「超偏向」番組」にて。
問題の箇所。

「番組全体が“捏造”とまでは言わないにせよ、ひどい歪曲の連続でした」

台湾研究フォーラム会長の 永山英樹 氏が呆れて言う。

「たとえば、番組冒頭で“日本の台湾統治を象徴する”ものとして紹介された1枚の写真には“人間動物園”なる刺激的なタイトルが付けられている。そして、台湾の先住民族パイワン族を、日本政府は1910年にロンドンで開かれた日英博覧会に連れて行き“見世物として展示した”と解説されるのです。確かに当時の西欧には、植民地化した土地の未開人を見せて金を取る人間動物園と言う見世物があった。しかし、この時にパイワン族が披露したのは伝統的な踊りや模擬戦闘。歌舞伎や相撲の海外興行と同じで、誇りを持って自分たちの技を披露しているのです。同じ博覧会の写真でインドの人々は半裸ですが、パイワン族がちゃんと民族衣装を着けていることからも扱いの違いが窺える。NHKは“展示された青年”の遺族に“悲しいね、この出来事の重さ、語りきれない”と言わせていますが、 写真だけ見せられて、“あなたのお父さんはロンドンで動物のような扱いを受けた”と言われたら、誰だって悲しくなるでしょう」


ところが、,『日英博覧会事務局 事務報告』を見ると、以下のように書かれている。
http://www16.atwiki.jp/pipopipo555jp/m/pages/2043.html?guid=on

一 会場内二日本家屋数軒ヲ建築シ其ノ内二於テ日本物品ノ製作実演ヲ為スコト
ニ 「パノラマ」的ナル我田園ノ模型
三 アイヌ村落
四 台湾蕃人ノ生活状態
五 本邦演劇
六 独楽曲芸,手品,山雀芸,水芸等
七 活動写真
八 要馬術


「台湾蕃人」だけが「生活状態」の展示である。踊りや模擬戦闘だけをショーイングしていたわけではない。


「生活状態の展示」って、それがつまり人間動物園ってことでしょ。

参考:http://ni0615.iza.ne.jp/blog/entry/1018889/