ゆうさんの「南京事件 小さな資料集」、2つの新記事

ゆうさんの「南京事件 小さな資料集」に、新たな2つの記事がアップされました。

ひとつは「史実を世界に発信する会」のブログでの「ジョン・ラーベ批判」がどれだけダメダメかを明らかにした記事↓
http://www.geocities.jp/yu77799/nankin/rabe5.html


もうひとつは、冨澤繁信氏の『「南京事件」発展史」という本(おそらく映画「南京の真実」の大きなネタになると思われる)が、「データベースを駆使」といいつつデタラメを行っていることを指摘した記事↓
http://www.geocities.jp/yu77799/nankin/vautrin3.html

 ミニー・ヴォートリンは、南京事件当時、金陵女子学院のアメリカ人女性教師でした。

 日本軍が迫る中、彼女はあえて南京に残留し、避難所となった金陵女子学院で難民を守るための活動を行ないます。ヴォートリンの必死の活躍もあり、この学園は、日本軍兵士の暴行を恐れる女性難民にとって、最も安全な避難所として知られていました。 

 彼女の活動の記録は、『南京事件の日々 ミニー・ヴォートリンの日記』に見ることができます。毎日のようにキャンパスに侵入しようとする日本軍兵士を追い出して難民を守り、その一方で夫を連行された夫人たちの訴えに応えようとする。彼女のヒューマニティは、読む者に感動を与えずにはいられません。

 ところが、冨澤繁信氏『「南京事件」発展史』にかかると、このヴォートリンの日記ですら、「南京で強姦が少なかった」と主張する材料にされてしまいます。以下、氏の文を検討するとともに、ヴォートリンが実際に日記に何を書いていたのかを確認したいと思います。

氏の手法は、数々の資料から事件のデータベースを作成し、その件数をカウントすることによって「南京事件」を「否定」の方向に見直そうとするものです。

「強姦は案外少なかったのではないか」という無茶な結論を導き出すために、冨澤氏は、こんな短い文章の中で、3つのトリックを使っています。

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