保阪正康氏が毎日新聞でコメント

http://d.hatena.ne.jp/claw/20050815経由

昨日の「読売」特集記事で触れた保阪正康氏が、毎日新聞のアンケート調査でコメントを述べている。

ショック受けた
昭和史に詳しい評論家、保坂正康氏の話 

調査結果に正直、ショックを受けた。「やむを得ない戦争」は自衛戦争、「間違った戦争」は侵略性のある戦争を指す。60〜70代では「間違った戦争」と答える人が60%ぐらいと思っていたが、自衛戦争の比率が高い。しかも70代では逆転している。戦後民主主義がなし崩し的に風化しているのではないかと感じた。

20代には70代との共通項がいくつかある。20代男性で「やむを得ない戦争」と答えた人は31%もいた。20代は社会の雰囲気をストレートに反映する。60〜70代も地肌で社会の空気を感じるところがある。日本社会が右傾化する素地が20代や60〜70代に見られる。戦後民主主義歴史観を、「自虐史観」と批判する勢力が入り込む余地が出てきている。私自身は歴史を考える時は「自省史観」が大事と思っている。

アンケートの内容等は
http://www.mainichi-msn.co.jp/today/news/20050815k0000m010084000c.htmlを参照。