A級戦犯はなぜ靖国神社に?(戦後の死者なのに)

いわゆるA級戦犯合祀問題だが、戦死者=戦闘で死んだ者という一般的概念から鑑みると、ポツダム宣言受諾後の死者が靖国神社に祀られることに不自然さを感じるのは私だけだろうか。

ではなぜA級戦犯もまた合祀されているのか?これは個人的推測だが、東京裁判天皇を免責しつつ身代わりにA級戦犯を生け贄に葬った儀式だと思えば、A級戦犯もまた「天皇のために死んだ」者として、いわゆる一般的戦死者と同じく祀られるというロジックがあるのではないか?

つまり、靖国は「国のために死んだ」者ではなく、実は「天皇のために死んだ」者を祀る場所なのではないか?

靖国神社については、やはり当時の国家が天皇の半ば「私物」であったこと、天皇のために人命が「資源」として徴用され消費されるシステムの一部として捉えたほうがいいのではないか?

「当代江北日記」のJonahさんが言うとおり、これは明確に内政問題だと思う。
http://kangbuk.g.hatena.ne.jp/Jonah/20050518