2006-08-17から1日間の記事一覧

「日中戦争を直視しない現象」

さて「戦争動員責任」をどう考えるか、という論点は「自衛戦争」だったのか否か、という論点に直結している。「自衛戦争だった」認識ならば(戦争指導者や靖国神社の)戦争動員責任はスルーできるが、「自衛戦争とはいえない」認識ならば(戦争指導者や靖国…

靖国神社自体も「戦争動員責任」があるはずだ

さらにスルーされがちな問題として、靖国神社自体が「戦争動員システム」の一翼を担ってきたという歴史的事実がある。つまり、靖国神社自体も「戦争動員責任」があるはずだ。

「戦争動員責任を直視しない」現象

さて、全国戦没者追悼式で、国会の代表者(衆院議長)が、はじめて「戦争動員責任」に言及した。 画期的であると同時に、これまでの60年政府や国会が「戦争動員責任」をスルーしてきた、という事実を直視する必要がある。 河野洋平衆院議長は15日、全国戦…

戦争動員責任と侵略行為責任

「戦争責任」という概念は曖昧に用いられることが多い。 そこで、自国国民への「戦争動員責任」と、他国国民への「侵略行為責任」という2つの概念を用いる。